テストフライト、まずはホバリング成功

テールに振動、左に横すべり、ダウン気味などを調整

　下はテストフライトもまずまずの Clip 400 ２号機です。

　Clip 400 ２号機のテスト飛行をしました。テールに少し振動が出ますし、左に横滑りなど調整の必要な箇所はいっぱいありました。まずはジャイロの感度調整、プロポのトリム調整などで・・、トリムはかなり目一杯にやってどうにか・・テールの振動は完全には収まりませんでしたが、ホバリングの出来る段階にはなりました。
　フィールドでは、これ以上細かい調整は工具なども持参しておらず無理と判断し、後は自宅に持ち帰ってやることにしました。

　プロポでかなり大きな調整をしましたが、まずはどうにかホバリングが出来たことは成功でしょう。何しろ電動ヘリを組み立てたのは初めてのことです。本来なら９５％工場完成済みのはずなのですが、旧オーナーがあちこちバラしており、一からの組み立てと同様でした。

　その結果、構造やらパーツの配置、締め付け状況なども把握できましたし、調整などのやり方も頭に入りました。エンジン機に比べるとノーマルの Clip 400 のリンケージはじめ各部のパーツなどはおもちゃっぽい感じ（Clip 400 ファンの人ごめんなさい）で、これでいいのかな？ と思うような箇所もあります。オプションの金属パーツなどで固めればそうでもないのでしょうが・・。

　フィールドでやった調整ですが・・。
　テールの振動は、縦揺れかなり、横揺れ少しです。揺れ方から見ると静バランスが少し狂っていたのではと思います。静バランス、動バランスは確実にやったつもりですが完全ではなかったようです。それにトラキングもリンケージで半回転分くらいずれていました。
　すぐに、その場で調整しましたが、テールの縦揺れが少し残っています。ジャイロとは関係のない動きと思いましたが感度を少し落とします。それでも縦揺れは完全には取れませんでした。ホバリングは続けられそうなので、そのまま各部の調整を進めます。

　左に横滑りする様子はエルロンの左を打ったときの動きと同じ感じです。リンケージの狂いでしょう。スワッシュプレートは完全に水平にしたつもりですが完全ではなかったのかもしれません。 リンケージを１回転ねじ込みましたら横滑りは直りました。

　ダウン気味なのもエルロンと同様、リンケージの調整で直りました。スワッシュプレートを確認してみたのですか、調整前とあまり変わったようには見えませんでした。それでも左横滑り、ダウン気味が完全に直ったことは調整の正しかったことの証明でしょう。

　この２号機はブラシモーターです。ブラシレスとブラシとの違いは、ブラシレスをそれほど飛ばし込んでいないので比較するのは無理ですが、確かにパワー不足はあります。しかし過激な飛ばし方をしない限り十分に楽しめると感じました。

　この機体について、また電動ヘリについていろいろと不満もありますが、２号機を組み立て、テスト飛行をさせた段階で感じたのは、エンジン機のサブ機体として結構楽しめそう・・ということでした。私にとっては、あくまでもサブの機体になりそうです。エンジン機をやめて電動一筋に・・とはならないでしょう。